プロジェクトH〜ネタを求めて三千里〜
2004年 5月24日 12時半頃
体育祭の準備をしなくても良い私は、午前で授業が終わりました。
そしてそれは、一つのプロジェクトの始まりを意味していました。
私が、自分のサイトで書いている日記……
それが現在、ネタ不足であることに、私は頭を悩ませていました。
そして、私は、一つの結論に辿り着きました。
インドアのままではネタに限界がある。
もっとアウトドアな視点で、もっと無謀なことにtryしなければ!
その結論に辿り着いてから、私は何をするべきかを考えてきました。
水泳の授業にヌーブラを装着して参加する
世界の中心で萌えを叫ぶ
ユーキャンで資格をとる
同級生がバイトしているコンビニに出向く
友達の彼女の有無を捜査する
様々な案が浮かぶ中、結局私が選んだのは、駅前の本屋で官能小説を立ち読みするでした。
しかし、今回はいつもとは違います。
テスト期間中で早く帰れる友人、フシギバナ氏が加勢してくださることになったのです!
明日もテストなのに。数学と英語なのに。
前日のメールで、3時に本屋の前で会うことに決まり、私はその時を心待ちにしながら、自転車で帰路についていました。
しかし、困ったことが起きました。
「喉が非常に痛い」
私の風邪は、喉に始まり喉で終わると言っても過言ではありません。
それくらい、私は風邪で喉を痛めやすいのです。
咳き込みながら、私は、とある事を思い出したのです。
「紅茶には殺菌効果があるので、うがいに使うと良い」byあるある大事典
というわけで、近くのコンビニで「午後の紅茶(ストレート)」を買うことに。
うぅ……なんか、非常に居辛いですね……。
こんな真っ昼間から制服姿でコンビニにいると、変な誤解を受けそうで怖いです……
もしかしたら補導されるのでは?
そんな不安を抱きつつも、午後の紅茶を購入。
良かった、無事に購入できました……。
しかし、この時に抱いた不安が、まさか別の形で現実になるとは、夢にも思っていませんでした……。
同日 1時過ぎ
無事に家に到着。
親は当然仕事で居ないので、エースコックのワンタンメンを調理。
私の場合、ちょっと固めくらいに茹で上げ、キノコ類をトッピングするのが好み。
午後の紅茶を横に置けば、インスタントのラーメンでさえ、ちょっと優雅な昼食に早変わりです(ぇ
ラーメンを喰らいながら、この後の予定を考える。
1:30 ネットに繋ぐ
2:00 小説を書く
2:20 「徹子の部屋」視聴
2:50 出発
よし、これで完璧です!
2:30 フシギバナ氏が突然訪問
ええ〜……
いや、フシギバナ氏が来るのは構わないんですよ。
ただ、いくら携帯電話に出なかったからって、勝手に来られると非常に焦るんですよね……(-_-;)
まあ、予定外の事態なんてよくあること。
大して気にせずに、フシギバナ氏と積もる話をenjoyする。
「そうや、官能小説見せてくれよ」
「ああ、昨日メールで約束しましたね……はい、どうぞ」
「ほお……これが……え〜と……どこかな……」
「一体、何を探しているんですか?」
「そりゃあ、(中略)に決まってるやろ。……お、あったあった♪」
「ちょ、ちょっと! わざわざ私に見せないでくださいよ!」
「まったく……ちゃんと最初から読んでくださいね」
「いや、こういう字が多いのって苦手なんだよ……ところで、メロン氏(私の妹)も読んでるん?」
「いえ。確かに彼女はアニメやパンチラが大好きですが、官能小説だけは見せないようにしています。
もっとも、これだけの小説を読破するなんて、彼女の知能では不可能だと思いますけどね」
「……あ、メールがきました……ゲ! この着メロはCメール!!! 絶対に迷惑メールですよ! 即刻削除です!
……まったく、こういうのがくるのって嫌ですよね……!」
「そうか? 俺、そういうのいっぱい保存してるで」
「ゲゲゲ!!! わ、私に見せないでくださいよ!」
「なんで? 他の友達は大喜びしてたのに」
「私は、そういうのが大嫌いなんですよ! 特に三次元の(中略)は!」
「まあまあ。上戸彩のもあるで」
「だから見せないでくださいってば!!!」
「……ところで、ポンジュース氏(私の友人。彼女ができたとの噂)の件やけどさ……」
「ああ、ポン氏の彼女の話ですね」
「あれ、絶対ウソやと思うんやけどな……」
「そうですね……」
「でも、懺悔のネタにするんやろ?」
「ええ、もちろん。ネタになれば、真偽なんて二の次です。
ネタは、書けるときに書く。フシギバナ氏もそう思うでしょう?」
「まあな」
そして、3時半頃に本屋へと向かいました。
同日 4時前頃
駅前の本屋に到着。
「いいですか、ここの官能小説置き場は、レジの半径1メートル以内にあります。
よって、ここで読むのは非常に気まずい。というわけで、ひとまず奥の方で漫画を読みながら様子を伺いましょう」
「おう」
「私、一度『人間交差点』買いたいんですよね」
「月明、結構渋いね……」
「……よし、そろそろ行動にでますよ」
「じゃあ、先に本買っとくわ」
その後、フシギバナ氏がレジで精算している隙に、官能小説を素早く手にとり、奧の漫画コーナーへと身を潜めました。
「……あ、フシギバナ氏も、とってきましたね。何を読むんです……か……」
「……………ちょっと待ってください。
官能小説読んだことない人が、いきなり『姉、ちゃんとしようよ』はないでしょう……」
「……ほらほら」
「いや、だから私に見せないでくださいって!」
そんなこんなで、30分くらいで本屋を出る。
正直、私って立ち読みをする性じゃないんですよね。
「これからどうする? ネカフェ行く?」
「そうですね……」
次の目的地を決めているときに、悲劇が訪れました。
「君達、ちょっといいかな?」
警官っぽい人に呼び止められる。
自転車のナンバーをチェキされる。
……ちょ、ちょっと待ってくださいよ!
私達、何も悪いことしてませんよ!
そりゃあ、官能小説を立ち読みはしましたけど……
数分後、私達は無事に解放されました。
フシギバナ氏曰く、自転車の盗難が多発しているので、調査をしているそうです。
まったく……仕事熱心なのは良いですけど、私達がどれだけ晒し者にされたことか……。
その後、ネカフェへ行き、ネカフェのパソコンの高スペックに驚き、
フシギバナ氏のメイプルでの悪行を目の当たりにしてから、家に帰還しました。
こうして、私の長い1日が、無事に幕を下ろしたのでした。