皮肉屋の愚痴-アルテ-
壊れそうな心、抱いて
愛しい面影を見てた
純情はとうに薄れてる
だけどこの想いは嘘じゃない
眠れないまま闇に溶けて行った
紅い帽子を被った皮肉屋の台詞を代用させれば
「君はもう何も出来ないダロ」
凍てついた日々の記憶などは胸から取り上げる
何もかもを真実だと語るなら
その代償を教えてほしい
何の為に人は人を人と呼ぶ?
寂しげな眸で見つめていても所詮他の誰かのもの
嘆きも哀しみも口にすれば全て帳消しとなる
労わってくれなんて言った心算じゃない
どうして顔を醜く歪める
それは羽根の無い美しすぎた天使を引き摺り降ろした男の物語
凍れる夜の王は痛みを知らない
動かない瞼は永遠を意味している
何もかも要らなくなった後の世界を夢見て
皮肉屋はまた、薄気味の悪い笑みでこう言った
「彼女はもう化け物でしかナイヨ」
真実だけ告げるつもりなら此処から去ってはくれないか
寂しげに俯いた背中はもう過去のモノ